2011年12月23日金曜日

菅生沼

次も戻って行った方の話が書けなかったので、恥ずかしくて公開してなかったんだけど、年末に鳥見に行った時のことは書き置いていたので、次のと一緒に公開。

寒いので、もう日ものぼりきってから家を出る。菅生沼の天神山公園へ、橋の手前の駐車場に車を停めて行く。いや、数えるのもめんどくさくなるくらいのコハクチョウがいました、いや、ほんとに数えなかったんだけど、後で思い出すと200羽くらいはいただろうか。その倍以上オナガガモがいて、マガモとコガモが少し。遠くにアオサギ。

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関東平野に、白鳥が飛来するところは他にもあって、2006年のお正月には、23区内の善福寺公園に来て、NHKニュースにもとりあげられていて、人だかりしていた。その時は白鳥の数より人間の数の方が100倍くらい多かったが、ここでは人間より白鳥の方が100倍くらい多い。それはともかく、この鳥の野生の姿が観察できるのは、関東ではここぐらいだろう。

下の写真では、左手前と奥に、羽根が灰色で、くちばしの根元がピンクがかったのがいるが、これが、みにくいあひるの子、今年生まれた幼鳥というか若鳥だ。頭から首がうすよごれている鳥も多いが、これは沼の底の泥の中をあさっているせいで、十分に餌付けされているところだと、白鳥の首はきれいなものだ。こんな写真がコンデジの広角標準ズームレンズでとれちゃう。

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じっとしてると寒いし、犬の散歩もかねているので土手の上を歩き始める。雲間から差す光(Jacob's ladderとか大島弓子風にはレンブラント光線)がきれい。

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目に映った景色を焼き付けようとシャッターを切ったが、うまくいかない。この道はいばらぎヘルスロード103 菅生沼遊歩道というらしい。 歩いている間、ずっとチュウヒが遊弋しているのが見える。ホシハジロの小さな群れの上をしばらく旋回してが、あのくらいの水鳥を襲うこともあるのだろうか。 あし原からチョウゲンボウが風にあおわれるように飛び立つ。

橋のたもとから、工事用の仮道ができていて、遊歩道を延伸するための工事をしているみたい。橋のたもとに、このあたりで観察会などをもよおしているグループがニューズレターを入れている箱がある。中に一部しか残っていなかったのでとらなかったが、それによると、今年はオオハクチョウも来たり、フクロウがいたりしたみたいだ。橋のところから、北の方をながめると、雪化粧の山が遠くに見える。日光の男体山だろうか。 沼を向こう側にわたって歩く。時々、やはりチュウヒが現れては、見えなくなる。ツグミを見かける。シロハラの声がする。カワラヒワ、モズ、ジョウビタキも姿は見られなかったけど声が聞こえた。時間が悪かったせいか、カラの群れも見れなかったけど、シジュウカラ、コガラの声は聞こえたような。カシラダカの群れがいる。ふつーの冬鳥だが、見たのはほんとに久しぶりだ。

遊歩道は、途中で堤がくずれて陥没してるところが通行止めになっている。写真のずっと奥の方で土手が崩れているのだ。こんなところにも震災の爪痕が残っていた。

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